エレベーターのロープーとは

エレベーターのロープは極めて安全にできており、定期的に点検されているからである。安全率一○倍とは、実際に加わる最大荷重の一○倍の荷重をかけるまで切れないということである。ほとんどのエレベーターで直径一二ミリのワィャーロープが使用きれているがその破断荷重(ロープの切れる荷重)は、六トン程度である。マンションなどで使用される九人乗りのエレベーターでは、この直径一二ミリのワイャーロープを三~四本使用している。九人乗りのエレベーターの最大積載荷重は、六○○キロ、かごの自重が八○○キロ程度、その他の部品をあわせても二トン程度になる。ということは、ワィャーロープ一本でも安全率三倍ということで切れることはないことになる。クレーンやホイストのロープの安全率は五倍程度であり、建物の躯体部分などは二・五倍程度である。このことからエレベーターのロープがいかに安全であるかがわかる。以上のように、ワィャーロープはかなり安全に適用されているが、何年も使用することにより磨耗や疲労が生じてくることは避けられない。そこで、法規に定められた点検を行うことにしている。検査の方法と基準はJIS規定に定められている。

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